自分を褒める

空手をやっていて、空手のすてきなところは
「自分を褒めるポイントがたくさんある!」ところだなと思います!

■まず、なにより、最初にすごいことは
入門するという一歩を踏み出したことです。

だって空手って、かっこいいけど、なんだか怖そうだし、痛そうだし、厳しそうなイメージじゃないですか…

そこを乗り越えて「空手の道場に入門した」って、もうそれだけでひとつの武勇伝で、本当にすごいことだと思います。

学校でも職場でも、「空手に入門したんだ」と言ったら「すごいね!」と言われると思います。

子供はもちろんのこと、大人の方は、一歩踏み出したその勇気。
ご自分が【◯歳のときに空手を始めたんだ】というエピソードを、入門してから何年経っても、いつまでも誇りにし、一生、自分の人生の武勇伝として語ってほしいです!

■それから、
次にすごいことは
稽古に通うことです。

空手の稽古は楽しいですが、運動ですから、正直なところ疲れます。稽古後は、良い汗かいたなー!って達成感で爽やかなんです が、よくよく考えたら、疲れることをわざわざやりに行くってすごいことです。

金曜の夜、仕事から帰っておいしいもの食べたい。
日曜の朝、のんびり寝ていたい。

あたりまえの欲望です。

だけど欲望に負けずに、今日も稽古に行く。
「もっと強くなりたくて」出掛ける。
「運動不足を解消しに」出掛ける。
理由は人それぞれあると思いますが、稽古に行こうなんて偉すぎです。

稽古に来てる方達は、みんな偉いです!
毎回の稽古のたび、自分を褒めてほしいです!

■そしてなにより、空手は稽古のなかでチャレンジすることがたくさんあり、その数だけ褒めポイントがある武道なんです。

礼儀作法のところでも書きましたが、まずはしっかりと挨拶ができるようになること。これもいきなりはできません。少しずつ成長していきます。

稽古の中では、カッコいい技、強くなる技をひとつひとつ練習する稽古があります。

基本稽古の技、移動稽古の技、型の稽古、組手の技、ミットや補強…簡単な技から難易度の高い大技まで、全部数えたらざっと100種類以上ありそうですね。

ひとつの技ごとに、
それがどういう攻撃や防御の技なのかを理解し→動きを正しくできるようになり→
上達し→より早く強く美しくできるようになる と、段階をふんで上達します。

最初はみんな、「できない」からのスタートですが、稽古を続けていると、ある日ふと、
「あ、この技できるようになった!」
と実感する瞬間があります。

あ!できた!と感じるその実感。

それは自分が努力して勝ち得たものですから、本物の自信の源であり、自己肯定感の源です!

「分かった!」「できた!」を感じられると、みんなとても嬉しそうに顔を輝かせます。

■空手という武道で大事なことは、
「前回の稽古のときの自分」より
「今日の稽古の自分は少しでもできるようになった!」ということ。

理想の動きを自分の体で体現できる日を夢見て、道場生誰もが少しずつ成長を続けていく空手の稽古だからこそ、空手の稽古は前向きでいられます。

いつかできるようになりたい!と思う技がたくさんあり、その数だけ「できた!」がたくさんある。

白帯さんのうちは、まわりから「よくできたねー」と言われて嬉しい、ですが
帯が上がっていくと、自分自身が「もっとこの技をうまくなりたい!」という思いが出てくるので、自分を褒めるのも自分です。

自分で自分のことを褒められるようになるって、とっても大切なことですよね。

空手を通じて、「できた!」をたくさん見つけて、自己肯定感をどんどん高めていっていただきたいなと思っています。