力加減を学ぶ

🍀空手の魅力🍀

空手を通して学べること。
それは、力加減を学ぶことです✨

たとえば空手の稽古の中には、ミットというクッションを道場生が持ち合って、技を実際に出す稽古があります👊組手がやりたい道場生はもちろん、型がやりたい道場生にとっても大切な稽古です💡

ミットは道場生で協力して持ち合います。
その日来ている道場生同士でペアになり、ミットを持つので、

この子が持ってくれるミットにはどれくらいの力で技を出していいのかな?と、コミュニケーションをとりながら、考えていかないといけません。

最初は軽く、様子見で。
相手の様子を見ながら
「このくらい強くても大丈夫?」
「もっと強く技を出して良いよ!」
など、やりとりをしあいます。

このやりとりの中で育まれる能力は、自分の力が、相手にどれだけダメージを与える可能性があるかを考える能力。大事な仲間同士ですから、相手を傷つけないためにはどうしたらいいか?意識して、力の加減をしていく能力だと思います。

社会の中で、人間関係の中で、人との関わりの中で。自分にその気がなくても、相手を傷つけてしまう可能性がある。それを意識できることは、とても大切な視点だと思います。

学校生活や部活、遊んでいるときに、そんなつもりはなかったのに同級生を大怪我させてしまった…

大人になって、注意されてカッとなって手を出したら、大惨事に…といった事件は日本中で起きています。本人は「そんなつもりはなかった」かもしれません。

たった一発かもしれません。
でも、現実は、大問題になって、傷害罪や殺人罪になることだってあります。

自分の力がどれくらいのパワーがあるのかを考える能力 

相手を傷つけないためにどうしたらいいかを考える能力

状況を見ながら適切な力加減ができる能力は、とても大切な能力だなあと思います✨