🍀武道としての空手の魅力⑥
空手を通して学べることのひとつに、
「力加減を身につけていくこと」があります。
たとえば空手の稽古の中には、
ミットというクッションを道場生が持ち合って、技を実際に出す稽古があります。
組手がやりたい道場生はもちろん、型がやりたい道場生にとっても大切な稽古です。
ミットは道場生同士でペアになり、互いに協力しながら持ち合います。
「この子が持ってくれるミットには、どれくらいの力で技を出していいのかな?」と、コミュニケーションをとりながら、考えていかないといけません。
最初は軽く、様子を見ながら。
相手の反応を感じ取りながら
「このくらい強くても大丈夫?」
「もっと強く技を出して良いよ!」
そんなやりとりをしあいます。
このやりとりの中で育まれる能力は
自分の力が、相手にどれだけダメージを与える可能性があるかを考え、想像する能力です。
大事な仲間同士ですから、どうすれば相手を傷つけずに稽古ができるか?
自分の力を意識して、調整し、コントロールしていく。
それは、武道において欠かすことができない姿勢です。
社会の中で、人との関わりの中で。
自分に悪意がなくても、行動ひとつで、相手を傷つけてしまう可能性はあります。
学校生活や部活、遊んでいるときに
そんなつもりはなかったのに同級生を大怪我させてしまった…
大人になって
注意されてカッとなって手を出したら、大惨事に…といった事件は日本中で起きています。
本人は「そんなつもりはなかった」かもしれません。
だけど自分がとった一瞬の衝動。
一瞬の行動が、取り返しのつかない結果になることも、現実にはあります。
だからこそ、空手では、
🍀自分の力がどれくらいのパワーがあるのかを知ること
🍀相手を傷つけないためにどうしたらいいかを考えること
🍀状況を見ながら適切な力加減ができること
これらを、稽古を通して、繰り返し学んでいきます。
力を強くすることと同時に、
力をコントロールし、加減することを学ぶ。
それが、武道としての空手であり、
風林館が大切にしている姿勢です。

